岡山県
中小企業の事業承継支援
ネットワーク構築

2018年05月10日号

 岡山県は、県内中小企業の事業承継を支援する目的で、支援機関等が参加する「岡山県事業承継ネットワーク」(事務局=〔公財〕岡山県産業振興財団中小企業支援課内、電086・286・9626)を構築した。
 現状では、県内事業者の3分の2が事業承継準備に未着手で、また6割が後継者不足となっている。そうした事業者の持つ優れた技術や雇用が、将来、廃業により失われることを防ぐため、事業承継支援に力を注ぐ。ネットワークの構成機関は、支援機関、金融機関、士業団体、県・市町村等、計91機関(予定)。事業内容は、事業承継診断の実施や、コーディネーターによる支援策の検討、専門家派遣による個別支援、構成機関相互の連携・情報共有。そのほか、シンポジウムの開催、研修会の実施、事業承継資金の創設なども考えている。