宮下酒造
精米歩合7%の清酒
酵母を変え2種類を発売

2021年02月10日号

高級路線のカクテルの新商材も

    宮下酒造㈱(岡山市中区西川原184、宮下附一竜社長、電086・272・5594)は岡山県特産の酒米・雄町米を精米歩合7%にした純米大吟醸酒2種類を開発、数量限定で販売を開始した。従来15%だった精米歩合を作付けや精米などの技術革新で実現させた。また、愛媛県愛南町特産の柑橘類「河内晩柑(かわちばんか)」を使ったレモンサワーも発売した。

   同社は2015年に雄町米を精米歩合20%にした「極聖純米大吟醸 天下至聖」を発売。17年には同15%にした「純米大吟醸楽聖 雄町米一割五分磨き」を投入していた。新商材は精米しやすく改良された雄町米を7%に磨き、それぞれ2種類の酵母で2ヶ月間醸造した。

   発売したのは「純米大吟醸MIYASHITA ESTATE Kori(ミヤシタエステートカオリ)」と「―Aji(ミヤシタエステートアジ)」の2種類=写真上。「カオリ」は上品な香りと瑞々しい透明感のある酒で、「アジ」は上品な香りと酸味の効いた酒に仕上がったと言う。アルコールは16%前後。いずれも720ml入りで価格は10万円(税別)。

   また、原材料にこだわる高級路線のカクテルシリーズ「匠(たくみ)バーテンダー家飲みカクテル」の新商材として、「愛南ゴールドサワー」=写真下=を発売した。

   8月にカクテルブランドを立ち上げ、2商材を投入。昨年10月にはウイスキー岡山ハイボールを発売しており、これが第3弾の商材。河内晩柑の果汁と自社のウオッカ「クラフトウオッカ晶光」をベースに「クラフトジン岡山」で香りを付けた。アルコールは5%。250ml入り400円(税別)。

   3商材とも本社併設の観光施設「酒工房 独歩館」のほか、清酒は岡山市内の高島屋岡山店で、カクテルはセブンイレブンでも販売する。

   宮下晃一専務は「雄町米を精米歩合7%にしたのは世界初で、ギフト需要などを見込みたい。カクテルのシリーズは第4、5弾の随時投入したい」と話した。