NPO法人シネマ尾道
代表理事 河本清順さん
映画の町唯一の映画館

2018年07月01日号

今年10周年を迎える
かわもとせいじゅんさん
尾道市東御所町6―2
電0848・24・8222

 2001年の尾道松竹閉館で映画の町・尾道から映画館が姿を消した時期があった。その状況をどうにかしたいと立ち上がったのが地元出身の河本さん。06年にNPO法人を立ち上げ、08年に寄付を集めて尾道に映画館をよみがえらせた。10周年を迎える。
「私共が手を出せる範囲で上映可能な作品から『これぞ』というものを厳選しております」と、河本さん。かつてのミニシアターブーム期を京都での学生時代に過ごし、多くの作品に触れた。過去の名作を含め、特に思い入れがあるのは尾道ゆかりの「東京物語(小津安二郎監督)」だという。
「当館では東京物語を年に一回必ず上映し、触れて頂く機会を作っております。過去には大の東京物語ファンでいらっしゃる脳科学者の茂木健一郎さん、俳優の佐野史郎さん、地元出身のタレント・山本モナさんらに来館頂きトークショーを行いました」。
 レトロな外観も尾道の近年のまちづくりを象徴している。これからは「バーフバリ王の凱旋完全版(7月7日〔土〕~)」、「モリのいる場所(7月14日〔同〕~)」などの話題作上映が続き、それぞれ初日にトークショーや舞台挨拶を行う(詳細HP参照)。
「映画の町唯一の映画館として地域貢献していきたい。また、子ども対象のワークショップなどを通した次世代への映画文化継承にも使命感を感じております」と、話す。

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