本因坊秀策囲碁記念館

2017年10月10日号

本因坊秀策囲碁記念館

尾道市因島外浦町121-1

電0845-24-3715

 

 本因坊秀策の生誕地、因島に2007年開館した記念館で、幕末、将軍の前での「御城碁」では13年間負けなし(19連勝)の大記録を成し遂げた史上最強の棋士、郷土の誇りを顕彰して建てられた。
鉄筋コンクリート造平屋建ての屋根は頂上の大棟から四方に伸びる方形屋根で、同時期に復元した秀策の生家=写真右上=に模した造りとなっている。
館内には秀策が愛用した碁盤と碁石や本因坊家の囲碁免状、そのほか父母と交わした書状、華頂宮殿下拝領の木刀などを展示している。
1997年、当時の因島市はこの囲碁を「市技」と定め、06年に尾道市と合併してからも囲碁にまつわる行事や競技会が引き継がれている。
 2代目館長の木村修二さんは「この館の正面山手には、お参りすると棋力が上達するといわれている秀策のお墓もあります。囲碁に親しんでいる人、上達を目指している人人ははぜひお越しください」と呼び掛けている。
開館時間午前10時ー午後5時。定休は火曜日。