倉敷ファッションセンター
「繊博(SEN-I EXPO)」開催
学生向け現場をバーチャル訪問

2022年10月10日号

岡山の繊維業者27社が参加

独立行政法人中小企業基盤整備機構・岡山県・倉敷市及び民間企業の出資による第3セクター方式の株式会社である倉敷ファッションセンター㈱(倉敷市児島駅前1―46、河合秀文社長、電086・474・6800)が事務局を務める倉敷ファッションフロンティア実行委員会は10月24日〔月〕―11月4日〔金〕、全国の服飾を学ぶ学生(大学、専門学校、高等学校など)を対象にしたオープンファクトリーイベント「繊博(SEN-I EXPO)」を開催する。

岡山県内の繊維企業のものづくりの現場をオンラインでバーチャル訪問し=写真上、職人やデザイナーとの交流を通じて一貫したものづくりや技術力といった産地ならではの魅力を体感する企画。学生服やユニフォーム、ジーンズ、デニム、帆布、染色加工など、岡山の繊維産業の企業が協力し合い、新卒者の雇用促進に繋げたいとしている。

2019年度からスタートして今年で4回目。初年度はリアルツアーを行ったが、20年度よりコロナ禍の影響でオンライン参加形式になった(一部地元学生はリアルツアーを体験=写真下は昨年の様子)。北海道から沖縄まで全国から学生が参加できることから、今後はコロナ禍が落ち着いてもオンライン形式は併用していくことになるという。なお、今年は11月8日〔火〕―11日〔金〕の期間、主に県内学生を対象にリアルツアーを行う予定。さらに高梁川流域連携事業の対象になったことで、地元企業の参加が増え、流域の自治体の協力も厚くなったという。

参加企業は以下の通り。㈱明石スクールユニフォームカンパニー、菅公学生服㈱、㈱トンボ、大川被服㈱、㈱ジョア、セロリー㈱、㈱アイムス、㈱ジャパンブルー、角南被服㈲、㈱SPARK TRUE、㈱ドミンゴ、㈲ニイヨンイチ、㈱ビッグジョン、㈱ベティスミス、青木被服㈱、㈱総社カイタックファクトリー、㈱晃立、ニッセンファクトリー㈱、㈱WHOVAL、豊和㈱、㈱山陽ハイクリーナー、㈲やなわけ染色、坂本織物㈲、髙田織物㈱、㈱タケヤリ、クロキ㈱、㈱協同、倉敷市児島産業振興センターデザイナーズインキュベーション。各企業の詳細は同実行委HP(https://k-ff.jp/2022company_list/)でも紹介する。