ともてつバスセンター
内外装をリニューアルオープン
アップデートし観光需要に対応

2024年03月10日号

3/24までのひな祭りを支える

ともてつバスセンター(福山市鞆町鞆416—1、電084・970・5102)はこのほど、観光庁による観光拠点を再生させるための「再生・高付加価値化推進事業」の助成を受け、リニューアルオープンした。観光地「鞆の浦」はコロナ禍の影響で観光客が激減しており、片岡明彦店長(60)=写真上=は「観光需要に応えられるよう建物も人もアップデートし、多様化が進む来町者を観光拠点へ繋いでいくプラットホームにしたい」と意気込んでいる。

鞆の浦は万葉集に詠まれるなど、古代から「潮待ちの港」として知られてきた。様々な史跡や古い町並みが多く残されており、風光明媚な港の風景は1千年以上、国内外の旅人を魅了し続けている。日本初の国立公園に指定された瀬戸内を代表する観光地のひとつであり、国の「重要伝統的建造物群保存地区」、ユネスコ「世界の記憶」、「日本遺産」と3つの認定を受けているのは国内で唯一という。

同館は2005年4月27日に開業し、来年で20周年を迎える。この度の改装では、外装はファザード看板などを整え、館内は陳列棚の間を開けて車いすやベビーカーが通りやすくした=写真下。広島・福山土産の定番品のほか、鞆の浦ならではの土産物や産直品などが400から500アイテム並べられている。特に町内4酒蔵の保命酒の小瓶をセットにしたものはここでしか入手できない。

また、館内に「鞆の浦観光情報センター」を構え、鞆の浦の見どころ案内や鞆の浦史跡めぐり観光ガイドの手配などを請負っている。外国人旅行客への対応強化で5か国語(英・仏・台・韓・中)の観光マップを置き、ハリウッド映画「ウルヴァリンSAMURAI」や人気コミック「銀魂」実写版などの映画撮影が行われた紹介地図なども掲げている。特に海外でも有名なスタジオジブリのアニメ「崖の上のポニョ」についてはコーナーを設けて、関連グッズなども扱っている。監督の宮崎駿さんが実際に鞆町で1カ月暮らして構想を練ったといわれており、これらの「聖地」として訪れる観光客も多いという。

「せとうち・海鮮レンジャーMOGMOG団」が隣接

片岡店長は「コロナ禍以前には、年間200万人の観光客が訪れていましたが、8割が減ったといわれています。3月24日〔日〕まで町内全域で伝統のひな祭りが行われており、そうした行事を支えつつ年間100万人の来町者とその1割以上の方に来店していただけるよう努めます。情報、人、特産品や経済がしっかりと交流できる場所にしていきます」と力を込めた。

営業は午前9時—午後6時で無休。有料駐車場有り。