くるま生活・井上康一社長
専用鉄道をJFE社員通勤用に
〝福山版LRT〟の可能性も

2024年09月10日号

井上康一さん

朝夕における福山市内の慢性的な幹線道路の渋滞を解消させるため、6月に福山で国、広島・岡山県と、備後圏域の各市自治体関係者及び経済団体関係者らが集結し、「一般国道2号線福山道路・神辺水呑線整備促進期成同盟会」設立総会が開かれた。長年の懸案だった福山道路と、神辺水呑線の早期実現に向けて一歩前進した感を持たせたが、両道路が敷設される計画のある一部地域には根強い反対運動があり、簡単に解決しそうにない。しかし、ここに来て一つの解決策として、JR東福山駅からJFE福山製鉄所(以下JFE)に至る既存の専用鉄道をJFE社員の通勤用に利用できないか、という意見が浮上して注目を集めている。提案者は鉄道に詳しい㈱くるま生活(福山市明神町2―9―25、電084・943・7123)社長・井上康一さん(59)で、井上さんに「福山市の通勤時間帯の渋滞緩和策について」というテーマで語ってもらった。新たにインフラを整備する必要がない、というのがミソだ。(西原 洋)

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