中四国圏のハブ空港へ⑧
隣国との関係強化へ
布石 パートナー協定の締結
2025年02月01日号
陸・海・空の道を活かした街へ(227)
広島空港の運営が2021年に民営化されて以後、それを担う広島国際空港㈱(中村康浩社長)が海外の空港関係機関と連携を深めている。コロナ禍で運休していた航空路線の再開を祝す一方で、これまで以上に関係を深めるパートナー協定を締結するなど、インバウンド(訪日客)の増加へ向けた布石を敷いている。
これは広島空港へ旅客を送り込む側にとってアウトバウンド(渡航客)を増やすことになり、その見返りとして復路の便に多くの客を乗せることが採算性の向上に繋がってくる。両者が共存共栄の実を上げてゆくのが望ましく、本編ではそれを実現するために講じられている策についてリポートする。
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