クリスターコーポレーション
新やわらか食作る「酵素拡散法」
冷凍冷蔵庫で手軽に作れる

2021年04月20日号

初回お試しセットを5千円で

ミニとろん3種

 凍結含浸専用調味料TORON(とろん)を製造販売する㈲クリスターコーポレーション(福山市本庄町中1―33―23サンエービル、豊田文彦社長、電084・959・6671、https://www.christar.jp/info@christar.jp)はこのほど、新やわらか食製造法「酵素拡散法」(特許第6052654号)を公開。特別な機材を用いることなく、家庭でも簡単に作れるようになった。

「凍結含浸」とは、食材を凍結・解凍して特殊な酵素を含浸させて細胞同士のつながりを壊し軟化させること。見た目はそのままで、歯茎や舌で簡単につぶせるやわらか介護食が作れる。同社は広島県と共同開発・特許取得し、専用調味料TORONを開発。野菜用「ベジとろん(根菜類用)」・「ベジとろんグリーン(緑色野菜用)」、肉・魚介類用「ミーとろん」の3種類を作った。だが数

TORONの溶液を食品にかけ

十人分を均質に軟化させるには、調理の過程で真空パックができる業務用真空包装設備が必要となる。

 今回の「酵素拡散法」は、凍結含浸の研究を主導してきた坂本宏司教授(広島国際大学)と同社との共同研究で2年前に発見され、特許は同社が昨年取得した。TORONに含まれる酵素が食材に浸透・拡散していく仕組みを分析し、少量であれば真空包装設備なしでやわらか食を作る方法を見つけた。数人分であれば、家庭用の冷凍冷蔵庫だけでやわらか食が作れるという。

ビニル袋の中でよく揉む

 食材は、調理前の素材のほか調理後の食品にも使えるため、家庭料理やスーパー・コンビニなどで売られている総菜やサラダチキンなどもやわらか食にすることができる。そこで同社はこのほど、少人数対応のTORONミニ(90g、3780円)を売り出した。80―90食分が賄えるという。さらに「初回限定お試しセット」として、TORONミニ3種類(計1万1340円)を5千円で販売する(送料無料)。問い合わせや注文は同社まで。

豊田社長(64)の話「見た目は大切で、家族と同じ物を食べることは食欲増進にも繋がります。食べ慣れた家庭の味や地元ならではの食材をお楽しみいただけることが、在宅医療を支える一助となることを期待しています」。

凍結解凍後、レンジでチンしてできあがり