小畠
北欧製薪ストーブの展示場
ノルデン・フランメを開設
2018年05月10日号
体験型で商材の魅力を
薪ストーブ販売施工などの㈱小畠(福山市東川口町4―1―34、小畠悦男社長、電084・953・0555)は敷地内に北欧の薪ストーブとサウナが体験できるショールーム「ノルデン・フランメ」を開設した。ノルウェーやスウェーデン、デンマーク製といった暖炉の本場の商材を扱い、建物も14世紀後半のノルウェーの建物をモチーフにした。既存の展示場含め3展示場体制にし、薪ストーブを実際に体験してもらい受注を促進させる。
〔社〕日本暖炉薪ストーブ協会認定技術者が3人在籍するなど薪ストーブの設計施工の高い技術と北欧やアメリカなど世界各国の薪ストーブの品揃えもあり、中四国地区の工務店関係者や建築家、一般顧客らから受注。展示場として事務所と展示場の2つがあったが新設の展示場の増設でゆったりとした展示配置となり、ストーブの美しいシルエットや高い機能が顧客に伝わりやすくなった。
新展示場のノルデン・フランメは敷地内の木造平屋建て146㎡で設計監修は今川建築設計(福山市、今川忠男代表)で内外装はモルタルカービングの第一人者が、庭部分は「作庭衆 庭譚」(福山市、橋本善次郎代表)が施工した。ノルウェーのヨツールやスウェーデンのコンツーラ、ベルギーのドブレといった高機能の商材を展示。実際に薪を焚いた暖炉体験やフィンランドの高温サウナに入ることも出来る。
北欧の商材に因んで展示場を北欧風にしたストーリー性を生かした販売手法も取り入れ受注を促進。平均滞在時間は1―2時間を想定しデザイン性に優れた建物や庭部分も楽しんでもらう。薪を使ったオーブンで調理するイベントも開催するなど薪ストーブの魅力を発信する。見学は平日午前9時―午後6時。第2・4土曜日と日祝日は午前10時―午後5時。
小畠社長は「展示場の増設で薪ストーブを約40基配置し、その中でも13台が体験可能。薪ストーブの魅力を感じてほしい」と話した。
同社は1953年創業で今年創業65周年。かまどや五右衛門風呂販売施工での創業し住宅設備販売を経て、2代目の小畠悦男社長が83年頃から徐々に薪ストーブに特化させた。薪ストーブ施工は35年で3千件超の実績を持つ。