動き出した三原駅前の再生事業
成功への鍵を握る財源の使い道
リスク抑え効果引き出す(8)
2018年10月20日号
投資に見合う効果を
何ごとも事を成すには先立つ物が必要で、この駅前再生事業も市の財源が元手となり、多くの税金によって賄われる。先号(9月1日号)の本編では「事業を進めていくうえで、この市有地を1坪たりとも疎かにしてもらいたくない」と記したが、もうひとつ加えておきたいのが(税金を)1円たりとも疎かにしてもらいたくないということで、投じる財源に見合う成果を最大限に引き出せるかどうかがこの事業の成功への鍵を握っているといえそうだ。ところがその成果を測る物差しが有るようで無いのが公共事業であり、この事業でも「駅前の再生」「賑わいの創出」といっ具合に数値では推し量りにくい要素が絡んでくる。それを承知のうえで、記者なりの物差しを当て、この事業の財源的なリスクや採算性等について考えてゆきたい。西亀 悟
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