ディスカバーリンクせとうち
デニムで尾道の魅力感じて
尾道デニムPに独自商材
2018年05月20日号
PJ001を投入
㈱せとうちホールディングス(尾道市浦崎町1364−6、岡田寿介社長)傘下のディスカバーリンクせとうち(同市久保1-2-23、出原昌直代表、電0848・37・0398)は観光需要で沸く尾道の魅力発信に注力する。尾道市内の漁師や柑橘農家の従事者などに1年間穿いて貰いユーズドデニムに仕上げる「尾道デニムプロジェクト」に、“メイドイン備後”でワーカーの穿き心地にこだわった自社モデル商材を投入した。3月にはサイクリストの街に因み自社ブランド自転車を投入しており、地域発の商材を通じ全国に尾道の良さを伝える。
尾道デニムプロジェクトは2013年1月にスタート。尾道市内で暮らし働く人にデニムを穿き込んでもらい、1年後にそれぞれの職業ならではの色落ちが刻まれた個性的なユーズドデニムに仕上げる。プロジェクトに使用するデニムパンツは、福山市松永町出身で「ドゥニーム」の創始者として知られるデニムデザイナーの林芳亨氏が現在手掛けるブランド「リゾルト」の細身とゆるめストレートの2型を採用していた。
新たにプロジェクト参加者の要望を受け独自デザインの商材を投入。生地は福山市のデニム生地製造大手のカイハラのデニム生地でパッチは尾道市因島、縫製は備後地区のそれぞれの業者が担った。商品名はプロジェクト(PROJECT)の第一弾(NO1)として頭文字から取った「PJ001」とした。型はストレートタイプ。
4月21日からリゾルトに加え、「PJ001」の参加者の受け付けを開始。尾道デニムプロジェクトが企画したデニムを尾道市内で暮らし働く人が穿きユーズドデニムに仕上げた商材として全国発信する。
ディスカバーリンクせとうちは尾道市内にホテル・ショップ・レストランなどの複合施設「ONOMICHI U2」や「せとうち 湊のやど」、自転車販売とカフェ雑貨販売の「ベターバイシクルズ」などを運営しており、「尾道デニムプロジェクト」含め、施設・サービスの利用を促し、尾道を全国に発信していく。
尾道デニムプロジェクトセクションマネージャーの和田幹洋さんは「今回投入したモデルはリゾルト同様、丈夫さや穿き心地、色落ちの良さといった機能性に優れる。尾道デニムを通じ、地域の魅力を感じて頂ければ」と話した。