秋川、池田、江口さんら出演

　既報の通り、福山シティオペラ（事務局＝福山市大門町２－１－25【音楽寺・専光寺】内、代表・藤井文子さん、電０８４・９４１・０６４２）が６月３日〔日〕リーデンローズ（同市松浜町）大ホールでは「歌い納め」となる「ばらの街ふくやま 真夏の備後『第九』歓喜の歌」（主催・㈱中国放送＝ＲＣＣ）の公演に話題が集まっている。
「真夏の第九」は今回で11回目になるが、福山シティオペラはリーデンローズが開館してから23年間毎年大ホール（約２千席）でコンサートを開催し、アメリカ・ニューヨークを拠点に国内外で活躍する世界的なピアニスト、江口玲さんが伴奏している。
　今年の「真夏の第九」には恒例となっている「千の風になって」で知られる国民的テノール歌手の秋川雅史さん（10回目）や、劇画「ベルサイユのばら」の原作者でもあるソプラノ歌手・池田理代子さん（９回目）のほか、ソリストは藤井文子さん（メゾ・ソプラノ）、澤脇達晴さん（バリトン）が出演。
　指揮は内外のオーケストラ、合唱団でタクトを振る髙谷光信さんが行い、伴奏は第一ピアノが江口さん、第二ピアノはアメリカ在住の姜愛里さんが担当する。
　合唱団は、福山シティオペラ合唱団、いかさ第九の会、岡山第九を歌う有志の会、池田理代子の仲間達、福山第九を歌う会、福山シティオペラ合唱団「コールのの」、ぎんがの郷小学校「アコルデ」など約１５０人が参加する。

２部は「美空ひばりを歌う」
シャンソンのクミコさんも出演
ひばりＰの加藤和也社長が来場

　当日もう一つ注目されるのが、第二部で公演される「美空ひばりを歌う」。シャンソンを含め幅広い分野で活躍するクミコさんと共に、ひばりさんの子息で㈱ひばりプロダクション（東京）社長の加藤和也さんが来場する。
　他の出演者は次の通り（敬称略）。藤井泰子、村田孝高、ＩＫＵＫＯ（以上歌手）、飯田俊明（ピアノ）、小笹了水（ベース）、江森文男（ドラム）。加藤さんはオペラ歌手が歌うひばりさんの歌を楽しみにしているという。
　チケットは１階Ｓ席４５００円、同Ａ席３５００円、２階２千円、３階自由席１千円。当日券は５００円増し。福山シティオペラ事務局のほか、リーデンローズチケットセンター（電同９２８・１８１０）、スガナミ楽器本店（電同９２３・６１５０）で前売り中。
　今回のコンサートについて藤井文子さんは次のようにコメントしている。
「今まで秋川、池田さん、クミコさん、江口さんという、日本を代表する音楽家が出演することもあってお客様も全国からお越し頂き、文化に深い理解のある多くの協賛会社のおかげもあって毎年ホールは満席でした。改めて御礼を申し上げます。今後はリーデンローズの小ホール（約３００席）や県民文化センターふくやま（約５００席）で気心の知れた音楽家と共に、より質が高く楽しいステージを目指したい、と思っております」。
　福山シティオペラのご厚意でＡ席ペア券10組計20枚を読者の皆様にプレゼントいたします。ご希望の方は経済リポート（電同９３１・２０００）にご連絡・お越し下さい。