イリヤ
駅利用者がピアノ演奏
ストリート音楽祭実施  

2018年06月01日号

 福山ばら祭に合わせ開催

駅ピアノに参加した飛び入り参加の“ピアニスト”

   尾道と福山市内でブティック3店舗を運営する㈱イリヤ(尾道市栗原東1―12―9、佐藤尊志社長、電0848・23・2517)は福山ばら祭2018に合わせ、JR福山駅南口で福山市に寄贈したピアノを活用したストリート音楽イベント「駅ピアノ」を実施した。予定したプロピアニストらのほか、飛び入りで駅利用の学生や社会人らがピアノ演奏。同社では福山市の芸術性がアピールできたとし第二弾も計画する。
 同社が創業30周年を記念し寄贈した自動演奏機能付きのピアノを利用し、福山ばら祭の19日午前10時―午後4時まで実施。福山市在住のピアニストやバイオリニストのほか、オーボエやコントラバス、ギター奏者らがタイムスケジュールに沿って演奏する中、空き時間にアマチュアピアニストが飛び入りで演奏し、駅利用者らは足を止め聴き入った。
 イリヤは福山市元町の「スウィッチインターナショナル」(電084・922・7339)や「イリヤ」(電同928・0557)でイタリアやフランスといった欧州を中心にした一流ブランド服飾品を販売。社員旅行で海外に訪く際、欧州などでは街中にピアノが設置され通行人が自由に演奏する文化にヒントを得た。
 佐藤社長は「多くの聴衆があり福山ばら祭で来福した人らに文化性を発信できた。事業を通じ備後地区の文化振興に寄与したいとの考えもあり、音楽は共通項も多い」と話した。